犯罪で生きていく絆「万引き家族」

「万引き家族」作品情報

【公開年】2018年
【監督】是枝裕和
【主演】リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林
【時間】121分
【ジャンル】ドラマ
【原作】なし
【Filmarks】万引き家族 – 映画 – Filmarks
【この作品について】
映画「万引き家族」は、是枝裕和監督による日本のドラマ映画です。家族全員が働くことなく生活するため、万引きなどの犯罪に手を染める家族を描いています。家族の絆や生活の苦しさ、そして倫理的な問題を浮き彫りにする作品として注目を集めました。

感想(ネタバレあり)

「万引き家族」は、家族の絆や貧困、そして倫理的な問題を描いた感動作です。
日本で名前を知られている映画監督の一人、是枝裕和監督の作品です!

是枝監督といえば、その洗練された映像だけではなく、子ども虐待や貧困などの社会問題に作品づくりを通して向き合う姿勢がどの映画にも表れています。
(2023年には脚本家の坂元裕二さんとタッグを組んだ「怪物」という作品も話題になりました!こちらの感想も今後まとめていきたいです!)

この作品では、家族の絆が強く描かれている点が印象的でした。とはいっても、本当の家族ではありません。他人同士が集まり、万引きや夜の仕事をして生計を立てています。
虐待を受けている子どもを連れ去い、子どもですら万引きを覚え、生活している様子は一般的に見れば犯罪集団です。
ですが、映画を通して内部から一人ひとりを見ると、誰もが人間味があり、優しい人物であることが分かります。
このように生きるしかない人たちは、一体どうやって生きていけばいいのか。
血の繋がった家族のもとに子どもを返し、虐待されるか児童相談所に送られるかを見て見ぬふりすることが本当に正しいことなのか。

そこに疑問を感じる人は多くいるけれど、それでも社会はそれが正義だと言っている。
そんな社会の違和感に、是枝監督は作品を通して一石を投じています。

一方で、貧困や倫理的な問題も深く掘り下げられています。家族は、生活のために万引きや詐欺に手を染める場面があり、法律や倫理観との葛藤が描かれます。物語を通じて、貧困や家庭環境が犯罪に繋がる背景が丁寧に描かれており、社会問題への考えさせられる要素がありました。

また、是枝監督ならではの細やかな演出も見どころの一つです。特に、家族が食事をするシーンや、普段の生活の中での些細な会話がリアルに描かれており、観ているこちらまで家族に入り込んだような感覚に陥ります。映像だけでなく、音楽も物語の世界観に寄り添い、感情を高める役割を果たしています。

総じて、映画「万引き家族」は、家族愛や人間の温かさ、社会問題に対する考えさせられる作品でした。家族という絆や、貧困の現実を考えさせられる一方で、希望や笑顔も見せてくれる作品であり、多くの人に心に残る感動を与えること間違いありません。

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