「君の名前で僕を呼んで」作品情報
【公開年】2017年
【監督】ルカ・グァダニーノ
【主演】ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー
【時間】132分
【ジャンル】ドラマ、ロマンス
【原作】アンドレ・アシマン(小説 “Call Me by Your Name”)
【Filmarks】https://filmarks.com/movies/70920
【この作品について】
『君の名前で僕を呼んで』は、1980年代のイタリアを舞台に、17歳の少年エリオと24歳の学者オリヴァーとの成長と愛を描いた作品です。アカデミー賞を含む数々の映画賞にノミネートされ、多くの賞を受賞しました。恋愛、自己発見、成長など、さまざまなテーマが織り交ぜられた美しい物語です。
感想(ネタバレあり)
初めてタイトルを聞いたとき「どういうことやねん」と思いました。
ラストの良いシーンで回収されます。
とにかく美しいです。
エリオ役の大人気俳優ティモシー・シャラメの美しさを存分に引き出した作品と言っても過言ではない。はず。
大学院生であるオリヴァーは、大学教授であるエリオの父の手伝いとして夏の間だけエリオのお家で過ごすことなります。
エリオは、はじめはオリヴァーにあまり良い印象を抱きません。
オリヴァーはいつも “Later!(あとでね!)”というのが鼻につく感じがするからです。
ですが、日々を一緒に過ごすうちに、そのモヤモヤとした感情が恋であることに気づきます。
(心理描写には多少筆者の主観が入っているかもです。ごめんなさい)
オリヴァーのことが好きな自分に気がつきつつもなかなか素直になれないエリオが見ていてもどかしいです。それでもお互いに、感情をぶつけ愛し合っていきます。
結局、オリヴァーが故郷に帰るときにエリオとオリヴァーの恋は終わります。
まだ若く、両親が理解のあるエリオに対して、オリヴァーは年齢的にも家庭的にも現実を見るしかなかったのかもしれません。お互い愛し合っていても終わってしまう恋はありますが、同性愛となるとなおさらと思うと切ない気持ちになります。
…それにしても17歳の男の子と一夏遊んで結局一人で故郷に帰ってしまうオリヴァーはエリオからしたらなかなかの悪男だなと思ってしまわなくもないですが。
あとはとにかくイタリアの風景が美しいですね。
ヨーロッパ映画は哲学や芸術をふんだんに取り入れてくる作品も多いのでより芸術性を増しているように思えます。(エリオがピアノを弾くシーンもとても綺麗な描写です)
なんとなく映画に酔いたい…と思っている方にはおすすめの一作です!
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